じぶんインタビュー

女性も男性も、
ものづくりの好きな人が、
ものづくりを仕事にできるよう

二人語り形式Bタイプ サンプル
(創業の思いを語る)

宮本卓さん

東京工業大学大学院修了 工学修士。専門は金属工学。大手鉄鋼メーカーにて7年間、研究開発から製造現場まで幅広く従事した後、実家である有限会社宮本工業所にて溶接の修行。2012年、独自のものづくりを発信する場としてCreative Worksを立ち上げる。これまで確立されてこなかった、最短で上達する溶接学習法の開発に取り組む宮本溶接塾の塾長。趣味は宇宙開発。

市原萌さん

オフィスや店舗の什器などを製作する木工職人として、4年間従事したあと、宮本塾長に師事し、溶接も習得。ものづくりが大好き。持ち前の自由な感性を活かし、宮本溶接塾のスタッフとして、幅広い層に向けて溶接に親しむ機会をつくるべく共に模索中。

本文文字数:3,000字

大手でも中小でも学んで、思うところあり独立

宮本さん僕は実家がいわゆる町工場だったから、溶接は常に身近でしたね。大学で専門的に金属について学んで、鉄鋼メーカーに就職して、ここでも多くのことを学ばせてもらったんですよ。ただ、熟練工である親父の背中を見て育ったし、自分も職人仕事が好きだったんですね。あと、うちのような町工場のものづくりを元気にしたいという思いなんかもあって、大手を卒業して戻ってきた感じ。

市原さん結構な振れ幅ですよね(笑)。

宮本さんそうだよね。鉄鋼メーカーでは製造現場も経験したけど、町工場のものづくりは別物だから、戻ったものの最初は修行ですよね。自分のやりたいことの前に、あらたに身につけなくてはいけないことも多くて、正直、なかなか大変でした。職人さんは「教える」という習慣がなくて(笑)32歳で町工場入りして、なにかをつくるとき、ノートに書いてたら「なにやってるんだ」って言われた!頭でっかちだと思われたんだろうね。

市原さんそういう経験があったから、宮本溶接塾では、実技のみではなく理論も併せて伝授しようということになったんですかね。実際、ここで学ばせてもらい始めたとき、その、理論から教えてもらえるところが、私にとってもすごく良かったです。

宮本さんそうそう、僕もやっぱり、「教わりたい」という部分があったんですよ。言葉で教わるんじゃなくて体で覚えるんだという理屈にも、納得できるところは確かに大いにある。高校卒業して何十年と毎日手を動かしてきた職人さんのできることを見ていると、本当にすごいと思ったし、やってみないとわからないことのほうが、実際に多いもん。それでもね、「こうだからこうなる」というのは、ある程度踏まえた上で試行錯誤するならしたほうが、多くの場合いいじゃないですか。

市原さんでもそのときはなかなか言える雰囲気じゃなかったんですね(笑)。

宮本さん言えませんでしたね。経験積んできた職人さんにしたら、30過ぎの頭でっかちだったんじゃないかな。現場ではまさにペーペーだった。

市原さんでも仕事は好きだったんですね。

宮本さん結局はね。市原さんもそうだと思うけど、ものづくりが好きな人って、仕事といえど現場で没頭してる時間が好きなんだよね。ダイレクトにものづくりに従事できるのは楽しい。業界を問わず、職人さんは愛想がないとか、それこそ理屈が通用しない世界とか言われることもあるけど、大きな企業には、また異質のストレスがあるでしょ。なんというか、飲みに行っても始終、口々に会社や上司の愚痴を言ってたりして…そういう中で何十年も勤めるのもしんどいですよね。

市原さんあぁ、そうですね。私もそう思います。少なくとも私には、ものづくりを仕事にできるのは幸せなことですね。私の場合は木工からスタートしてますけど、金属も扱えるようになったら、つくるものの幅が大きく広がると思ったので、一度木工を離れて溶接を学ぶことにした次第ですが、やってみたらこっちもやっぱり楽しい。ものづくりは楽しいです。

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現場でものづくりに携わりたい女性も、いっぱいいる!

宮本さんどの現場も、いまはまだ圧倒的に男性が多いじゃないですか。中小企業でも、女性は事務と決まっているようなところがあって。でも、現場がすべて、腕力がなきゃ務まらないとか、女性には危険なので向いてないかというと、そんなことはないでしょう。市原さんのように、ものづくりが好きな人は、男女問わずいるわけで、女性にだけそういう職種に就く機会が閉ざされているのだとしたら残念でしかない。溶接の仕事について言えば、そもそも職人が足りていない状態な上、この先も、少なくとも当分はAIに置き換えられる業務でもないんだから、業界としても、むしろ積極的に、女性の職人を育てるべきだと思うんですよね。

市原さん大賛成ですね。こうした職人の仕事って、何時から何時まで張り付いてなくちゃならない性質のものじゃないので、実は柔軟な働き方もできますよね。溶接は、子育て中もだし、あと、育児に専念してた人がひと段落して復帰したいというときに、すぐに役立つ手に職!これからは職人として、フリーランスのような感じで働く人もいていいと思います。女性はオフィスワークが好きかというと、当たり前ですけど、みんながそうであるわけもなくて、黙々とモノと向き合ってるほうが性に合うという人だっていっぱいいますよ!

宮本さんほんと、そう思うんですよ。ご縁のある町工場でもいくつか、最近になって女性の希望者を現場前提で採用していて、僕も研修のような形で育成のお手伝いをしてる。向き不向きに性別は関係ないですね。どんどん吸収して戦力になって、生き生き働いている女性がいる現場って明るいんですよ。むしろ、これまでどうして男性だけだったんだろうって(笑)。だから、そうした、潜在的にやる気も適性もある女性に、まずは溶接がどんなものか知ってもらいたいし体験してもらいたかった。これは宮本溶接塾を立ち上げるに至った、理由のひとつでもありますね。

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